しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。
新約聖書 ルカによる福音書 6章 27節~29節a
この御言葉と出会ったのは、10代の終わりです。当時のわたしの世界観には、頬をぶたれたら、防御するか・逃げるかの二択しかありませんでした。心身とも虚弱体質だったため、応戦するという選択肢も持ち合わせてはいませんでした。しかし、イエス様は防御するでもなく、逃げるでもなく、応戦するでもなく、自分の頬を打つ者に「もう一方の頬をも向けなさい」と言われる。なぜか「そんなことしたらもっと痛いじゃない!」「それじゃ負けてしまう」などとも思いませんでした。単純に「新しい」と感じました。わたしの中には全くなかった選択肢だったからです。
この世的に見たら、イエス様の言葉に従うならば、それは敗北であり、屈辱的なことだと思います。理不尽な目に遭えば、抗いたくなるし、自分の正しさを証明したくもなります。それでも、イエス様が示してくださった、この世にはない「新しい可能性」があることをいつも思い出します。わたしは、イエス様が歩まれた道を選び取りたい。どんなにそれが難しくとも、人間の思いを超えた仕方で平和を与えてくださったイエス様を信じ、歩んでいきたいです。




