神のなされることは皆その時にかなって美しい。
旧約聖書 伝道の書 3章11節(口語訳)
(新共同訳聖書では「コヘレトの言葉」)
この言葉は、いつも、きちんと和服をお召しだった先輩の方から戴いたものです。折に触れて聖書の言葉を色紙に書いてくださいました。夏になると、新しいうちわに聖書の言葉を書いてくださったこともありましたが、たくさんいただいた中で、上記の言葉が一番心に沁みたものです。
この箇所は現在多く用いられている新共同訳聖書では「神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。」と、なっています。「時宜にかなう」ということは「美しい」のでしょう。そして、それは人間の思いをはるかに超えたもの。
その先輩は、戦時中、ご主人が官憲の圧力で牧師をやめたことを辛い思い出としていらっしゃいましたが、鬱屈していた私を見てこの言葉をくださったのだと思います。
(K.N. 80代)