2024年1月14日日曜日

主のなさる「復讐」に信頼し、安らいで愛する

愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。

新約聖書 ローマの信徒への手紙 12章 19節

私は母に感謝しつつも、「許せない」という強い気持ちを抱いていました。なぜ、幼い私に父や祖父母の悪口を吹き込み続けたのか。なぜ、目の前で喧嘩を繰り返したのか。なぜ、いつも苛立っていたのか。なぜ、なぜ、と怒りは溢れるばかりです。その頃の私が毎日不安だったこと、父や祖父母の目を見れなくなったこと、今も苦しいこと。これらを母に思い知らせてやりたいと感じるようになりました。母への態度が冷たくなってしまうことへの罪悪感もありましたが、どうしようもなく腹立たしかったのです。

そうした思いの全てを祈りのうちに主に伝えましたが、あるときふと、母の大きな苦労を深く実感し、「もう、許そう」とストンと思ったのです。母の苦しみは、頭では分かっていたことでしたが、実感したのはそのときが初めてでした。

選んだ聖書箇所にある「復讐」は、人がするのならば残酷なものでしょう。しかし、全てを見ておられる主は、母も私も愛し、それぞれの愚かしさや苦しみを戒め、癒しと救いを与えてくださる方です。そのような主のなさる「復讐」の行き着くところは主の平和なのではないでしょうか。自力ではなく主の助けによって怒りを手放した私は、主のなさる「復讐」に信頼し、安らいで母を愛していきます。