わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときこそ強いからです。
新約聖書 コリントの信徒への手紙二 12章 10節
聖書には謎のような言葉がたくさんあって、最初に読んだ時は意味がわからない、でも、ある時ふと、腑に落ちることがあります。ああ、これだったのか、と。もしかしたらそれは正しい解釈ではないかもしれない。でも、いつかわかる時が来るまで、小さな謎を含んだまま大切に心にしまっておこう。そう思うようにしています。
人は、上手くいっている時は何でも楽しくて、自信に満ちて、幸せでいられます。そして、上手くいっていない人、要領が悪い人、みっともない人を軽蔑したりします。努力が足りないからそうなるんだと、社会から排除しようとすらします。でも、弱く惨めな時こそ、人や社会の本当の姿が見えてきます。
辛くて嫌な体験はできればしたくない。でもそれこそがかけがえのない財産だ。聖書のこの言葉で、そんなふうに思えるようになりました。
(F.K. 50代)









