上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。
新約聖書 ヤコブの手紙 3章 17節
教会に来る以前、私が熱望していたのは「知恵」を得ることでした。劣等感が強く、いつも不安だった私は、「知恵」に満ちていれば幸せになれると、本気で信じていました。だから、何か良いものが得られそうな本を片っ端から読んでいました。でも、読めば読むほど不安は深まり、そこに空虚さまでも加わりました。
そんな時、読んでも訳が分からず、放り出したままの聖書を思い出しました。むしょうに、聖書に何が書いてあるのか知りたくなりました。「教会に行けば教えてくれるかもしれない」そう思って日曜日に教会の礼拝に行ってみました。牧師さんに「聖書に何が書いてあるのか教えて欲しい」とお願いしました。そして、神さまのことを一から教えていただきながら、自分で聖書を読み始めました。書かれていることの意味は、ほとんど分かりませんでした。でも、憑かれたように読み続けて一か月が過ぎたとき、あの心の不安、空虚さが消えていることに気付きました。
知識に富み、賢くあることで武装することを、もう目指さなくていいのだ。「上からの知恵」である神の言葉が、私を解放してくれたと信じています。
(H.K. 50代)