だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。
新約聖書 マタイによる福音書 6章 34節
ポーランドの国境から、夜行列車で約13時間。厳寒の大地を抜けて、着いたのはウクライナの首都キーウでした。昨年11下旬から12月初めにかけて9日間、同国を訪れる機会がありました。
現地で出会った人たちの多くは、親族や友人が戦地に赴き、中には命を失った方も少なくありません。そんな話を聞いていると、「訪問者」でしかない自分への後ろめたさに胸が痛むとともに、戦争がもたらす悲しみや怒り、絶望に打ちのめされそうになりました。その時に思ったのが、この聖句です。どんな状況下にあってもイエスは必ず近くにいて一日の疲れや悲しみをいやし、明日への糧を用意して下さる。ウクライナの人々とも、いつも一緒におられる。そんな祈りとともに、すごした9日間でした。
(H.A. 50代)
