悩みは笑いにまさる。顔が曇るにつれて心は安らぐ。
旧約聖書 コヘレトの言葉 7章 3節
この箇所を読むと、「わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを」(ローマの信徒への手紙 5章3-4節)を思い出す。わたしたちの精神が常に穏やかで、悩みもなくて、その生活が常に笑いに満ちたものであったら、この世界はどんな風になっていたのだろうか。ちょっと想像がつかない。
わたしたち人間のこころには常に両極的な働きがある。善があれば対極に悪があって、愛があれば対極に感情に麻痺して無感情になってしまうかもしれない。そう考えると、感情、思考、感覚、直観の振れ幅が人間のこころを形作っているのかもしれない。
わたし自身は悩み苦しみのなかで神様に出会った。神様は、わたしたち人間のこころが相対的、両無関心があって、幸せがあれば対極に不幸がある。もし、わたしたちが常に笑いの中にあったら、喜びという極的であるのとは違って絶対的な存在で、全てを知っている方である。
それからは、苦しい時ほど全てを神様にお任せして、こころを楽にして生きられるようになった気がする。
ちょっと逆説的に感じる聖句だが、(悩み、苦難をこれからもいっぱい経験していけたらなあ)と思ってしまうのは私だけだろうか。
(Y.T. 50代)
