命のある限り
恵みと慈しみはいつもわたしを追う。
主の家にわたしは帰り
生涯、そこにとどまるであろう。
旧約聖書 詩編 23編 6節
私の母はクリスチャンで、主と共に歩み、85歳でその生涯を終えました。母の人生、特に晩年の姿を思うたびに、私は聖書のこの言葉を思い起こします。いつも穏やかで、神さまに信頼して歩んでいた母は、どんな時も、私の心の支えとなってくれる存在でした。つらいことや苦しいことがあっても、神さまに委ねて前向きに生きている母を見ていると、私の心も安らぎました。神さまの恵みと慈しみの中に、私も憩うことができました。
やがて時が移ろい、老いや病を経験するようになっても、信仰によって恵みのうちに生きる母の姿は変わりませんでした。晩年の母は車椅子の生活となりました。不自由なことも増えました。最期の病においては痛みと闘いました。けれども、母は不平やつぶやきに陥ることはなく、日々の歩みの中に与えられている主の恵みと慈しみを感謝していました。そして、母は、これ以上ないくらい平安のうちに、神さまの御許へと召されていきました。このように母の生涯を恵みと慈しみで包んでくださり、天国へと迎え入れてくださった神さまは、なんとも優しいお方だと思います。
(K.T. 40代)
