カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
旧約聖書 創世記 4章 16節
アダムとエバは神の言葉を守らず善悪の知識の木から取って食べ、アダムは「女が、木から取って与えた」と女(エバ)は「蛇がだました」と神に答えた。
善悪の知識は責任転嫁を人にもたらし、アダムとエバは汗を流してパン(食べ物)を得ねばならないエデンの東の地に移された。
アダムとエバの子、兄カインは弟アベルを嫉妬し殺した。主はアベルとその献げ物に目を留め、カインとその献げ物には目を留められなかったからである。
汗を流して食べ物を得ることは自己承認欲と欲が充たされず嫉妬することを人にもたらした。カインは汗を流して耕しても作物を産み出すことはない地に移され、さまよい、さすらう者とされた。カインが「さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺す」と言うと、神は「だれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられ」、カインは「エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ」。
古今東西、人はみな、アダムとエバそしてカインの末裔、責任転嫁もする、自己承認欲もあって、嫉妬もする。それでも神は、汗を流して耕しても実りのない地にある私達を、赦し、守って下さる。
責任転嫁をせず、何事も誰かに認められるために行わず、妬むこともしない、どれも難しい。が、少しでも出来たら、出来た分だけ気楽になれる。
(T.M. 60代)
