心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい。
新約聖書 マタイによる福音書 22章 37節
この言葉を最初に目にしたのは、出張先のビジネスホテルの部屋でした。備え付けの机の引き出しに白い表紙の小冊子が入っていて、ぱらぱらとめくるうちにこの言葉が目に留まりました。「何て良い言葉なんだろう。いつか、こんなふうに生きられたらいいな。」―人を超えた偉大な「誰か」を信じて生きたい――その言葉は、わたしの「あこがれの言葉」として、心の奥深くに沈んでいきました。
それから数年後、わが命と信じていた仕事につまずき、私は教会に導かれました。自分で聖書を読むようになり、再びあの「あこがれの言葉」と出会ったのです。そこでようやく、これは神さまの言葉であり、あの時手にした小冊子は聖書だったことを知りました。
神さまの言葉は種にたとえられます。あの時私の心に蒔かれた種を、神さまは忍耐強く、大切に育んでくださったのだと信じています。今もこの言葉は、「このように生きていきたい」と、心から切望する「あこがれの言葉」です。
(H.K. 50代)
