恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
旧約聖書 イザヤ書 41章 10節
私はこの記事が教会のHPに載った直後に、NHKに手紙を書きました。記事を読んだ教会員のひとりが「(ニュースの中で)匿名の贈り主のことも取り上げてほしかった」と言ったからです。手紙には、ニュースに感銘を受けたこと、オルゴールの贈呈はどんな方が(個人? 団体?)実践されているのか、私もこの働きの仲間に加えてもらえないか等、匿名の贈り主と連絡をとりたい旨を記し、簡単な自己紹介と連絡先をつけておきました。
一カ月以上何の音沙汰もなく手紙のことを忘れかけていた7月24日の夜、Eさんという方から突然メールが届きました。ニュースを制作されたNHKのディレクターです。驚きながら中身を読むと、Eさんもオルゴールの贈り主をご存知ありませんでした。盲学校もその方の意志を尊重し、あえて交流は持っていないとのことです。そして最後に、私から手紙を受け取ったことは盲学校に伝えるとありました。肝心のことがわからず残念でしたが、わざわざ連絡してくださったご親切に感謝し、すぐさまEさんにお礼のメールを差し上げました。
すると翌日、Eさんからふたたびメールが来ました。私が見たニュースは、4月20日にNHKで放送された別の番組「Dearにっぽん 心をつむぐオルゴール」で紹介できなかった卒業生のケースをニュースにしたものだそうです。
オルゴールが贈られるようになったきっかけは、61年前(1964年)の新聞記事とのこと。盲学校高等部の生徒が「心の友」としていたクラリネットを公衆電話に置き忘れ、探しても見つからず困っているという内容で、記事を読んだ人が学校に真新しいクラリネットをプレゼントしてくれたそうです。同じ人が翌年の3月、この学校の卒業式に合わせて20人の卒業生にオルゴールを贈ったのがオルゴール交流の始まりです。以後毎年、卒業の時期になると卒業生の数を確認する電話が盲学校に入り、今年を含めてオルゴールを手にした卒業生は670人以上になるということでした。
匿名の贈呈者と盲学校のオルゴール交流が末永く続いてゆきますように。オルゴールを受けった卒業生とご家族の将来に神の特別な守りがありますように。そして、このような素敵な番組をお作りになったEさんはじめNHKの方々が、これからも充実したお仕事をお続けになりますように。
(H.M. 70代)
